2014年11月29日 星期六

[音]桜の国の散る中を(会田哲士君の霊に捧ぐ)


詞曲:友川カズキ

「桜の国の散る中を」

とがった闇に中でヘソの緒を引っ張っているのは誰ですか
もうすぐ雪が降りますよ
雪が降って雪が降ってあたり一面真白ですよ
サァー沢山の死を集めてお祈りしましょう
生も死もひとつのブランコの分岐点において
ゆらゆらそのゆれをほほえんで見ているしかないのですね

桜の国の散る中を
生まれたばかりの無垢たちが
息をはずませて駆けてくる

何ぼ喋ても判らねものは判らねぇ
うたい潰しても潰れねものは潰れねぇ
死にもの狂いで走って行った日に
口を開けて見ていたのはあの空だ チキショウ!

あわてて舞うのはどこの方
ザブンザブンと唸るのは
母なる海のざれる音

青天井の下でこんにちはばっかりを繰り返していると狂人になるでょ
逃げまどう町にて
犬の魂のように澄みきっているのはありゃ孤独だ

桜の国の散る中で
死人の口がうたうたう
天国と地獄はよく似てる

それこそ妙な気分で夕焼ける東京タアーを見ていたその時 春
残念とまでは行かないが
河のように血管を流れるのはああ波打つ叫びの霊

今しがた雪の降るように
幾多の魂が目を覚ました
怒りの日々の鮮やかさ

雲の浮ついた行き先と気にしながら歩く覚悟の寂寥が
今揃って火を噴く
足跡のない雪道を黒馬の群れが突き進んでゆくで

耳鳴り止まぬ真昼時
黄泉の国の狂いうた
知らぬは御身の成すところ

あの時もあの時もあの時もあの時も吹雪が吹いでいたで
吹いで来い吹いで来い俺の中さ吹雪よ吹いで来い

夜は夜とてこの夜は
心配いりません私達
散る花の際果てるらん

泣いてごまかすのかや笑ってごまかすのかや
そのまま黙ってごまかすのかや
告白のような海初恋のような空他人のような山

桜の国の散る中を
桜の国の散る中を

三種の川にルルレンレン
白い雪が降るランラン
ハ郎潟にルルレンレン
白い雪が降るランラン
寒風山にルルレンレン
白い雪が降るランラン

そりゃ海であっても山であってもいい
駆け込んで行ってあやまりたいと思う時がある


「櫻花飄散的國度」*

尖銳的黑暗裡誰在扯著臍帶
就要降雪了
降雪了降雪了啊整面白蒼蒼
好集中浩繁的死亡來祈禱吧
就鞦韆的擺盪分歧點看生死
僅能帶著微笑看它搖來搖去

櫻花飄散的國度
剛降生的純潔們
迫不及待的衝刺

囉唆半天不知的就是不知
唱到崩潰不碎的就是不碎
拼死拼活奔走消逝的日子
張嘴結舌看著的那片天空 畜牲!

慌張舞著的是哪位
嘩啦嘩啦低鳴著的
海像母親的逗弄聲

在藍天下不斷重複說著早安就會變狂人
在城鎮裡逃竄著的
如狗魂澄淨的孤獨

櫻花飄散的國度
死人嘴開唱阿唱
天國地獄一家親

才以奇妙情緒在看夕陽下東京鐵塔之際 春
說來已算不上有遺憾
血管如河流淌著那啊啊吼叫如波瀾的靈

不久前似要降雪
多少靈魂睜開眼
每日的憤怒活跳跳

雲輕浮的目的地與且戰且走的覺悟之寂寥
現在齊聚來把火噴
黑馬群突破衝刺在無痕的雪道

耳鳴持續不輟的正午
黃泉之國的癲狂歌曲
你究竟化成何方

那時候那時候那時候那時候捲起千堆雪
吹過來吹過來往我心底暴風雪阿吹過來

夜已尾聲的今夜
不用擔心我們哪
落花期限沒有盡頭

要哭著掩飾要笑著掩飾
繼續沉默下去來掩飾嗎
告白般的海初戀般的天他人般的山

櫻花飄散的國度
櫻花飄散的國度

三種川流淌不止
白雪飄降金光漫漫
八郎潟生生不息
白雪飄降金光漫漫
寒風山綿延不絕
白雪飄降金光漫漫

即使相會於海即使相會於山
都有抱著謝罪的心奔赴之時


*1980年,友川友人的長子会田哲士早夭過世